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東方二次創作小説「白き蓮は闇を照らす2」 

――命蓮寺

白蓮の弟、命蓮が建てたその寺は、人の住む里と妖怪の棲む山との境にある。
命蓮寺には白蓮が古くから信仰している武神、毘沙門天が祀られ、寺にはその威厳と風格が漂っている。

しかし毘沙門天は常に寺にいる訳ではなかった。
多くの国にその名を馳せる毘沙門天を祀る寺は驚くべき数があり、臨時の時以外は定期的に寺を回っていく。
今日は命蓮寺に毘沙門天がみえるという事で、白蓮は朝から召喚の儀式の準備に取りかかっていた。

寺を入って二つ目の部屋に毘沙門天の像は置かれていた。
右手には闇を裂くといわれる宝塔を持ち、左手には先端が矛のようになった三叉戟(さんさげき)を構えている。
その像は、来る人間に強さと頼もしさを与え、来る妖怪には威厳と正しさを与えるという。

「さて、はじめようかしら」

目の前に召喚用の道具を一式そろえると、白蓮は例の巻物を手に経を唱え始めた――。





「うぉおぁっ!なんだこいつら!」
森を里から数里入った場所で、その声は聞こえた。

道端にいるその男は、両手に大きな荷物を抱えて倒れこんでいる。
どうやら山を越えた町へ行く途中の商人のようだ。
その商人の顔からは恐怖が見てとれ、たじろぐように後ずさりした。

「こんな朝早くから山を越えるつもり?ご苦労さんね」

その声は商人のそれとは違い、余裕と期待を含んだ山の妖怪のものだった。
彼らは白蓮のいる命蓮寺を含む森に古くから棲んでいる妖怪で、ある程度の知性がある。
ゆえに寺にいる毘沙門天の力を恐れ、寺から遠い場所で人を襲うのだ。

「ごめんねぇ、別にあんたに格段恨みがあるわけじゃないんだけどさ。ほら、後ろの妖怪たちもお腹をすかしてる訳よ。だからまぁ、運が悪かったって言うお話?」

「な、何だよそれ、おい、来るな!来るな!」

目の前の獲物はもう逃げられない。あとは止めを刺すだけだ。
妖怪の一匹がゆっくりと男に近づいた、その時――


「やめなさい」


意図せぬ方向から発せられたその声は、妖怪の動きを止める。
声の主は商人の後ろの大木から生えた枝に足をかけた状態で見下ろしていた。

「そのような力の無い人間を襲えば、我ら山の妖怪の名が廃ります。それならばもっと強い人間、そう、例えば寺の僧侶でも倒してみなさい。そうすれば貴方達の格も上がるというものですよ」

軽い身のこなしで木から飛び降り、妖怪と人間の間に割って入る。

「ちぇっ、せっかく珍しく見つけた人間だったのに~」

妖怪たちは頬を膨らませ、不満そうに林の中へ帰っていった。
彼らにとって目の前に現れた者は普段からよく知る信頼に足る者で、なおかつ力の及ばない事を知っていたから。

大丈夫かい?と後ろで倒れている人間に声を掛けようとしたが、すでに商人は気を失っていた。

「弱すぎる人間ってのも、困り者ね」

そうぼやくと、ひとまずその人間を人のいるところまで運ぶことにした。

Go to next stage...

ども、錬です。

二部作目、完成しました。
どうでしょうか、なんか需要も無いのに自己満足で上げてる感が否めないのですが。

暇なときには常に絵を描いているので、絵のストックはいくらでもあるんですが、たまには文がズラーっと並んだブログを読んでいても良いのではないかな~と勝手に解釈。

さて、ではこのへんで~
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category: 東方小説

thread: 東方プロジェクト

janre: ゲーム

Posted on 2009/12/12 Sat. 23:59  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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